藤井聡太四段 | 公式戦成績

公式戦29連勝の新記録を樹立した将棋の最年少プロ、藤井聡太四段(15)が27日、大阪市の関西将棋会館で指された第26期銀河戦予選で平藤真吾七段(53)を破り、本戦トーナメントに進出した。3連勝で昨年12月のデビューから公式戦通算34勝2敗となった。

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1 12・24 ○ 加藤一二三九段 竜王戦6組
2 1・26 ○ 豊川孝弘七段 棋王戦予選
3 2・9 ○ 浦野真彦八段 竜王戦6組
4 2・23 ○ 浦野真彦八段 NHK杯予選
5 2・23 ○ 北浜健介八段 NHK杯予選
6 2・23 ○ 竹内雄悟四段 NHK杯予選
7 3・1 ○ 有森浩三七段 王将戦予選
8 3・10 ○ 大橋貴洸四段 新人王戦
9 3・16 ○ 所司和晴七段 竜王戦6組
10 3・23 ○ 大橋貴洸四段 棋王戦予選
11 4・4 ○ 小林裕士七段 王将戦予選
12 4・13 ○ 星野良生四段 竜王戦6組
13 4・17 ○ 千田翔太六段 NHK杯1回戦
14 4・26 ○ 平藤真吾七段 棋王戦予選
15 5・1 ○ 金井恒太六段 竜王戦6組
16 5・4 ○ 横山大樹アマ 新人王戦
17 5・12 ○ 西川和宏六段 王将戦予選
18 5・18 ○ 竹内雄悟四段 加古川青流戦
19 5・25 ○ 近藤誠也五段 竜王戦6組決勝
20 6・2 ○ 澤田真吾六段 棋王戦予選決勝
21 6・7 ○ 都成竜馬四段 上州YAMADA杯
22 6・7 ○ 阪口 悟五段 上州YAMADA杯
23 6・7 ○ 宮本広志五段 上州YAMADA杯
24 6・10 ○ 梶浦宏孝四段 叡王戦予選
25 6・10 ○ 都成竜馬四段 叡王戦予選
26 6・15 ○ 瀬川晶司五段 順位戦C級2組
27 6・17 ○ 藤岡隼太アマ 朝日杯OP戦
28 6・21 ○ 澤田真吾六段 王将戦予選
29 6・26 ○ 増田康宏四段 竜王戦決勝T1回戦
   7・2 ● 佐々木勇気五段 竜王戦決勝T2回戦
30 7・6 ○ 中田功七段 順位戦C級2組
31 7・11 ○ 都成竜馬四段 加古川青流戦
   7・21 ● 三枚堂達也四段 上州YAMADA杯
   7・24 ○ 西川慶二七段 棋聖戦予選
   7・24 ○ 阪口悟五段 棋聖戦予選
   7・27 ○ 平藤真吾七段 銀河戦
   8・4   菅井竜也七段 王将戦予選
   8・10   高見泰地五段 順位戦C級2組
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◆藤井聡太四段の略歴◆
藤井聡太(ふじい・そうた)2002年(平14)7月19日、愛知県瀬戸市生まれ。5歳の時、祖父母宅で将棋に触れ、地元の将棋教室に通い始める。小1でアマ初段。日本将棋連盟東海本部の東海研修会に入会。12年9月に杉本昌隆7段門下でプロ棋士養成機関の奨励会。15年3月の詰将棋解答選手権で最年少優勝(当時12歳)。16年10月に史上最年少14歳2カ月で四段になり、中学生としては史上5人目のプロ入り。デビュー戦では、それまでプロ最年少記録(14歳7カ月)を保持していた加藤一二三九段を下した。家族は父母と兄の4人暮らし。好物は地元名物みそ煮込みうどん。陸上が得意で50メートル走自己ベストは6秒8。名古屋大学教育学部付属中3年生。

■母が藤井聡太の素顔を明かす
最年少プロ棋士としてデビューから公式戦29連勝の新記録を打ち立てた中学3年の藤井聡太四段(15)の母裕子さん(47)がこのほど共同通信のインタビューに応じた。「聡ちゃんの好きなようにやってほしい。本人が強くなりたいと話すので、できる限り強い棋士に、みんなに愛される魅力的な人になってもらえれば」と心境を語った。

 昨年10月にプロになり、最初の対局が12月末。のんびりスタートしたと思ったら急に対局が増え、連勝中は慌ただしく。振り返る間もなくあれよあれよという感じでした。

 本人は口にヘルペスができたり、目が腫れて「ごろごろする」と話したり。疲れていたんでしょう。体力がないと対局にならないので睡眠時間は確保してほしいです。別の棋士がする対局の中継を見て寝るのが遅くなることがあり「続きは朝にしたら」と言ってしまいます。でも、それでいいのか悩みます。

 普段、午後4時半に学校から帰り、新聞を読んだり、おやつを食べたりし合間に対局をチェック。勉強との両立は大変そうですが、親がとやかく言って効果があるかというとそうでもない。本人の意思に任せています。聡ちゃんの好きなようにやってほしい。

読み方の響きが気に入り、聡太と名付けました。思いを込めすぎない方がいいかなって。「こうなってほしい」ではなく、「自分でこうやったらいい」と思うように、絵本を読み聞かせ、たくさん話し掛けました。

 幼稚園が伸び伸びとやらせてくれて「ハートバッグ」という画用紙の編み物を作り、200個以上、持ち帰りました。立体パズルのキュボロも難しいのに複雑な形をいろいろ組み立てました。熱中すると止まりません。

 電車が好きで運転士になりたがっていました。5歳の夏に母がたまたま将棋盤を渡して、将棋が好きと分かりました。地元のお年寄りの将棋サークルで「子どもは来ちゃだめ」と言われ「早くおじいちゃんになりたい」と残念がっていました。

 小学生の時に何げない会話をしていて「分かった」と叫ぶので何かと思ったら、頭の中で詰め将棋を解いていました。自分がふがいなくて負けると泣きじゃくり、私が代わりに3位の賞状を受け取ったこともあります。

 どんくさいというのが家庭での評価。小学6年の時、宿泊先に服を全部忘れてきました。今もよく、傘をなくします。「何やってるの」ということが多く、すぱっと切れるタイプじゃないです。

 母が「突然変異。あんたから生まれたのは信じられない」と笑いますが素質はあったと思います。師匠や周りの人とのいい出会いで、すくすく育ったんでしょう。偶然だけど、好きなことに巡り合えたのが大きかったと思います。本人が強くなりたいと話すので、できる限り強い棋士に、みんなに愛される魅力的な人になってもらえれば。

 ◆藤井四段の家族 サラリーマンの父と専業主婦の母は、ともに音楽が趣味。4歳年上の兄がいる。藤井は根っからの負けず嫌いで、家族でトランプやボードゲームをすると、自分が勝つまで続けていたという。愛知県瀬戸市の自宅の隣には母方の実家があり、祖父母が当初、将棋の手ほどきをした。