安倍晋三首相 | 慰安婦問題の韓国からの謝罪要求を拒否「全く受け入れられない」

安倍晋三首相は12日、旧日本軍による従軍慰安婦問題に関する日韓合意を巡り、日本側に謝罪を求める韓国の文在寅大統領の新たな方針を拒否する考えを示した。官邸で記者団に「合意は国と国との約束であり、それを守るのは国際的かつ普遍的原則だ。韓国側が一方的にさらなる措置を求めることは全く受け入れられない」と述べた。慰安婦問題を巡る韓国対応について首相が見解を表明するのは初めて。文氏に合意の順守を強く求めた形だ。
日本政府内では、韓国側の対応を巡り、不信感が拡大。今月中旬にカナダで開く北朝鮮問題に関する外相会合に合わせて日韓外相会談を調整しており、抗議する方針だ。

安倍晋三首相は12日、韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領が従軍慰安婦問題で日本側に求めている謝罪に応じない考えを示した。「日韓合意は国と国との約束だ。これを守ることは国際的かつ普遍的な原則だ。韓国側が一方的にさらなる措置を求めることは、全く受け入れることはできない」と述べた。首相官邸で記者団に語った。
首相は慰安婦問題の「最終的かつ不可逆的な解決」を確認した2015年の日韓合意を履行するよう韓国側に求めた。同合意に基づき、日本は元慰安婦や遺族に現金を支給する財団に10億円を拠出した。首相は「日本側は約束したことは全て誠意をもって実行している。韓国側にも実行するよう強く求め続けていきたい」と語った。
文氏は10日の記者会見で、慰安婦問題の解決には「日本が真実を認識し、被害者に心から謝罪」することが必要と指摘していた。