イギリスで自炊をするなら お買い物編

ひょんなことで、今月に入ってから複数の方とイギリスの普通の食べ物について話す機会がありました。

 

今では高級レストランでは三つ星獲得も増えたイギリスですが、日常レベルの食べ物は、数年前に帰国した友人の話では、私が滞在していた10数年前とほとんど変わっていないようです(^_^;

 

思い出しながら、「もしロンドンでキッチン付きのホテルやゲストハウスで短期間滞在するなら」と仮定して書いてみましょう。

 

正直なところ、「あまりおいしいものを期待しないでね。おいしいものが食べたければ一流ホテルやレストランのアフタヌーンティーか星付きレストランへ行くか、普通の家庭のサンデーディナーに招待されてね」なのです。

 

他にはインド料理店やタイ、ベトナムなどのエスニック料理のお店。

 

本場の方が作っていますから、おいしいことが多いです。

 

ドラッグストアなどで売られているサンドウィッチ、ファストフード全般もはずれです。

 

「マックやバーガーキングなら、どこへ行っても同じでしょ」と考えるのは甘いです(^_^;

 

「これが同じマックのバーガーか!どう作ったら、こんなにまずくなるのよ!」と愕然とさせてくれるのが、英国クオリティ。

 

ポテトに味がないか、口が曲がるほどしょっぱいか、あるいは珍しくちょうどよいか、マニュアルはどうしたのと問い詰めたいほど味はバラバラ。

 

バーガーキングの方はまだマシですが、それでもハンバーグの味付けが濃かったり薄かったり、ポテトの味もまちまち。

 

昔はバーガーキングは塩の小袋が置いてあって、自分で調整できるようになっていました。

 

ブーツなどのドラッグストア・チェーン店で売られているサンドウィッチも、チャレンジ精神が旺盛か、どうしても他に食べるものがなくて緊急に買う以外はお勧めできません。

 

パンはパサパサ、具には味が無い、しかも端っこには具が無いという、ガッカリを保証できるものです<(_ _)>

 

そんな味なのに間接税17.5%が入るので高いですから、節約しつつ滞在を楽しみたい方のご参考までにスーパーで購入した材料で自炊するコツなどを(^_^)

 

 

 

避けた方がよいものは、スーパーのお惣菜、ソーセージ。

 

スーパーのお惣菜もファストフードと同じで、同じスーパーで同じサラダを買っても、ある日は全く味が無く、別の日には高血圧になりそうなほど塩辛いなどは普通。

 

他のお惣菜も味があったりなかったり、どちらにせよおいしくないです。

 

缶詰のミートソースやスープも、覚悟を決めてチャレンジすればまれにおいしいものに出会えるかもしれませんが、冒険心に富んだ方以外にはお勧めしません。

 

ドロドロのピュレ状ミートソースとか、何でできているのか食べてもわからないまずいスープなどは日本にはありえませんから、珍しい体験をしたい方はどうぞ<(_ _)>

 

ソーセージは、以前にブログで書いたことがありますが、日本のお肉を腸詰めして燻製にした物はドイツのタイプ。

 

イギリスのソーセージは半分以上がパン粉やなんやらの詰め物でブヨブヨ。

 

チャレンジしたい方は、フライパンに薄く油を敷き、表面がキツネ色を通り越してタヌキ色になるまでこんがりと焼き、中までしっかり熱くして、ケチャップとマスタード、またはウスターソース(イギリスが発祥の地なので必ずあります)、お醤油を充分に付けてお召し上がりください。

 

 

それでは、反対にスーパーで手軽に買えるおいしいものはというと、まずは紅茶。

 

これはスーパーのプライベイトブランドで大袋にドンと入ったものでも、とてもおいしいです。

 

日本で「××紅茶店の○○農園で採れたダージリン、ファースト・フラッシュが~」という紅茶鑑定人並な方々には向きませんが、「普通においしい紅茶が好き」な方にはお勧めです。

 

くせの無い毎日飲んでも飽きない味で、しかもブラック(日本で言うストレート)でもミルク入りでもおいしい。

 

スーパーの普通の紅茶と牛乳を購入して、ミニキッチンでお湯を沸かしてミルクティーを作ると本場のおいしさが味わえます。

 

その際は、ティーバッグをお湯に入れて少し待ち、赤黒くなるまで出してからミルクを注いだ方がいいですよ。

 

日本の水質と違い、赤黒いくらいでちょうどよい香りと味になりますから。

 

そしてお菓子もたいていおいしいです。

 

チョコレートバー(キットカットみたいなのね)もクリスプス(日本のポテトチップス)も、日本の物よりも甘かったり塩味が濃かったりしますが、種類も豊富でお菓子好きさんには天国。

 

紅茶と食べるビスケットも、高級店へ行かなくても普通のスーパーでおいしいものが手に入ります。

 

ショートブレッドなどは本場ですからどこでも手に入り、メーカーによって少しずつ味が違いますから、お気に入りを探してみるのも楽しいです。

 

そしてスーパーのベーカリーで、たいていスコーン、ドーナッツ(カレーパンのような形で中にイチゴやラズベリーのジャムが入っている)、デニッシュペイストリー(パイのような生地の甘いパン)、チェルシーバンズ(レーズンやミックフルーツの入った菓子パン)などが売られていますが、これらはたいていおいしいです。

 

スコーン、乳製品売り場でデボンシャークリーム(クロテッドクリームを現地ではこう呼びます)、ラズベリーやストロベリーやレモンカードなどのジャム類を購入し、ミニキッチンのオーブンでスコーンを温めて、ミルクティーを入れれば、安くておいしいクリームティー(スコーンとデボンシャークリームとティーの取り合わせのこと)がたっぷり食べられます。

 

これは日本では味わえない現地の味。

 

スコーンは日本の方がおいしいこともありますが、デボンシャークリームや硬水でいれたミルクティーはイギリスでしか味わえません。

 

ここにやはりスーパーで買ってきたビスケット、ドーナッツ、ショートブレッドを添え、自分でサンドウィッチを作れば立派なティーのできあがり。

 

食パンは日本よりもパサついた感じですが、できたてはまあまあ。

 

厚切りと薄切りがあり、厚切りといっても八枚切りよりやや薄め、薄切りはサンドウィッチ用の厚みです。

 

最初からパンは薄く切ってあるか、全く切らずに丸ごとかですから、何か挟めばすぐサンドウィッチができます。

 

マヨネーズはちゃんとマヨネーズの味ですし、バターの他にスプレッド(マーガリン)もマスタードも普通にありますから、大丈夫。

 

ベーコンはぶよっとしていますが、カリカリに焼いて卵と一緒に食べればまあまあ。

 

ハムは塩気が強いものの、さっとゆでて使えば大丈夫です。

 

チキンは日本と同じですから、さっと塩こしょうで焼いて薄く切ってパンに挟めば、チキンサンドに。

 

パンがあまり気に入らなければ、パスタ類は問題ないですから、サラダスパにしたり、ミートソースなどを作ったり、焼きうどん風にしたりすれば、おいしいし経済的(^_^)

 

じゃがいももおいしいので、バター・牛乳を加えてマッシュポテトにしたり、洗って水がついたまま上に十文字の切り目を入れて200℃くらいのオーブンで1時間ほど焼いて、切り目にバターをのせてベイクドポテトにすると、日本以上においしくなりますよ。

 

冷凍のフィッシュフィンガー(白身魚の骨を取ってスティック状にしてフライ衣をつけてある)も自分で揚げて、熱々の所に塩かケチャップをかけるとおいしいです。

 

一緒に冷凍のチップス(フライドポテト)を買ってきて揚げれば、フィッシュアンドチップスのできあがり。

 

本場のパブを楽しむのもいいですが、「なんか疲れて面倒。飲んだら、すぐに寝たい」時は、本場のビールをあれこれ買い込み、ホテルやゲストハウスで飲むのもいいものですよ。

 

何人かで泊まるなら、いろいろな種類のビールやサイダー(リンゴの発泡酒。日本ではシードル)やスコッチウイスキーとクリスプス(ポテトチップ)を買ってきて、冷凍のフィッシュアンドチップス、レタスやトマトのサラダをミニキッチンで作れば、安く飲んで食べてすぐに眠れるというメリットが(^_^)

 

締めに日本風にラーメンが食べたければ、チャイナタウンのスーパーでDemae Ramen(出前ラーメン。出前一丁のこと)が売られていますから買っておきましょう。

 

東南アジアの工場で作られているので、日本でおなじみのシンプルなものだけではなく、チキン、ビーフ、えび、カニなど日本には無い多様な味があります。

 

ざっと書いてみましたが、次の記事では実際に調理する際に、日本とは違う素材達の調理のコツについて書いてみましょう(^_^)