イギリスで自炊をするなら 材料編

スーパーでお買い物をすると、当然ですが同じ素材でも日本とは微妙に違います。

 

野菜の種類は、じゃがいもは何種もありますが、全体的に日本よりは少ないです。

 

そして同じに調理すると、「あらま!」ということもよくあります(^_^;

 

キャベツは、見た目は日本と同じですが「千切りにして塩で軽くもんでコールスロー」にはなりません。

 

とにかく堅く、牛すね肉と一緒に水から煮込んで、すね肉が柔らかくなった頃にキャベツも食べ頃になるというくらい。

 

にんじんもやわらかくするまでに時間がかかりますが、輪切りにしてゆでてから、ゆでこぼしてバターをからめ塩・こしょうで味付けすると、甘みが強くおいしいですよ。

 

タマネギは日本よりも小ぶりで身が締まり、あくが強いです。

 

焼いたり煮込んだりするなら問題ありませんが、生でオニオンスライスにしてサラダに散らしたりするならば、えぐみが強いので、あく抜きをお勧めします。

 

それも「水にさらして」などと可愛いものではなく、ぐらぐらにボイリングした熱湯にみじん切りなり薄切りにしたタマネギを放り込み、30分ほどそのままにすると、お湯全体が黄色くなります。

 

これが、タマネギのあく。

 

ざるにとって水で洗い、ようやく生で食べられます。

 

「火が通ってやわらかくなりすぎるんじゃないの?」という心配はご無用です。

 

そんなやわなタマネギではございませんから(^_^;

 

トマトは小ぶりですが、日本と同じ。

 

レタスも種類はいくつかありますが、日本と同じようなものです。

 

キュウリは太くて大きいです(^_^;

 

中心部は大きなやわらかい種がぎっしり。

 

気にならなければそのまま輪切りにしてサラダなどへ、気になるときは最初に縦半分に切り、スプーンで中心のフカフカした部分をえぐり取って外側を使います。

 

ちょうどメロンを半分に切って種やワタを抜くのと同じ要領。

 

味は大味ですが、一応キュウリです(^_^)

 

マッシュルームは日本のかわいらしいイメージはなく、ブラウンマッシュルームが主で、「椎茸?」と疑いたくなるサイズが多いです。

 

ちなみに椎茸も置いてあるスーパーがあり、「シイタケ・マッシュルーム」と呼ばれております。

 

肉類もだいたい種類は日本と同じですが、小間切れや薄切りがありません。

 

牛・豚肉を炒め物などで使いたければ、ステーキ用のお肉を細切りにするか挽肉を使います。

 

ステーキにしたりかたまり肉をオーブンでローストにすると、英国でのご飯という雰囲気が出るかもしれませんね。

 

魚は種類が少なく、高いです。

 

鮭、タラは必ずありますが、鮮度はちょっと(^_^;

 

むしろキッパー(ニシン)やハドック(タラ)の燻製を焼いた方がおいしいです。

 

魚売り場に黄色い骨を抜いた魚があることが多いのですが、これがニシンやタラの燻製。

 

色に抵抗があるかもしれませんが、干物と同じようにフライパンで両面を焼いて食べるとご飯にもパンにも合います。

 

ロンドンに住んでいたとき、時折スーパーで外国種のお米を買ってご飯を炊き、スープ皿に入れて、焼いたハドックやキッパーの燻製をのせて「焼き魚丼」気分を味わいました(^_^)

 

意外かもしれませんが、魚売り場にはたいてい「カニカマ」もあります。

 

本物のカニよりも、原料が白身魚なのでヘルシーだと受け入れられています。

 

エビが欲しければ、冷凍食品売り場に殻をはずし背わたも抜いた冷凍エビがありますから、それを使う方が便利。

 

缶詰売り場にはツナ缶や豆の塩ゆでの缶詰がたくさんありますから、サラダのトッピングには不自由しません。

 

疲れてお肉やお魚はちょっとというときは、チーズがいいですよ。

 

ハードタイプのチェダー、青カビのスティルトンは英国原産のチーズ。

 

本場物が味わえます。

 

卵も日本と同じですから、朝はベーコンと一緒に焼いてトーストとミルクティーを添えれば、略式イングリッシュ・ブレックファストになります。

 

もっとも最近のイギリス人は、アメリカ並みにシリアルですませる人が増えているらしいですが。

 

調味料も植物油、塩、スパイス、ウスターソース、マヨネーズ、ケチャップ、マスタード(フレンチタイプと、ホットドッグなどについているイングリッシュマスタードの2種)、ドレッシングなどはだいたい日本と同じような物が手に入ります。

 

お砂糖はグラニュー糖に近いタイプで、上白糖に比べて溶けにくい感じです。

 

お酢はモルツビネガー、リンゴ酢、ワインビネガーなどで、米酢の代用にするならリンゴ酢がお勧め。

 

短期滞在なら、あまり手の込んだものを作るよりも積極的に歩き回った方が良いと思いますから、できるだけ簡単なものですませた方がよろしいかと(^_^)

 

だいたいこのあたりを頭の片隅に置いておけば、日本と同じように対応できると思いますよ。

 

そうそう、アメリカ英語とイギリス英語の違いで、ズッキーニは英国ではクルジェット、パーシモン(柿)はシャロンフルーツと言い方が違います。

 

シュークリームも、以前テレビで「シュークリームなんて通じるか、靴クリームのことだ。クリームパフだ」などと偉そうに言っておりましたが、イギリスでは「クリームパフ」など通じません。

 

でもあちこちにシュークリームはありますし、けっこうおいしいです。

 

呼び方は、高級そうなケーキ屋さんならフランス風に「シュー・ア・ラ・クレーム」、スーパーなどでパックに入っているのは「シュークリーム・バンズ」です。

 

ええ、「フランス語を英語風に短くしてシュー・クリーム」に「丸くてこんもりした焼き菓子やパンを意味するバンズ」をくっつけただけ。

 

少なくともお菓子売り場で「あ~、シュー……クリーム……?」と訊けば、イギリスなら誰も靴クリームだなどとは思わず、「ほれ」とシュークリーム・バンズを指さしてくれます。

 

微妙に米語と英語で違いますが、貿易摩擦について議論するわけじゃなし、何とかなります(^_^)

 

だいたい使いやすそうな素材についてまとめましたが、おまけでお金のない留学生達やフラットに短期滞在していた人たちがよく作っていた簡単料理のレシピなどを次回の記事で。

 

いや、期待しないでね。

 

絶対に日本で食べた方がおいしいんですから。

 

あくまでも、仕事や観光でせっせと歩き回り、ホテルでは手軽に作りたいイギリスでの自炊料理ということで(^_^)